売却時期にあわせた価格設定で売り出すべき
不動産の売り出し価格はいつも一定にしていませんか?しかし、いつも同じ金額にしているからといって買い手がつくとは限りません。効果的に売却するためには、柔軟に売却価格を設定することが大事なのです。
そこで注目して欲しいのが、売却時期に合わせた価格設定というものです。
今回は、不動産の売却時期に合わせた価格設定とは何なのか?ということについてお話します。
■売却したい時期まで余裕が有る場合
・引っ越しまでに半年以上ある、など
すぐに売却しなければならない理由がないケースには、価格設定を強気にしても構いません。余裕があるので、価格交渉をしなければならない理由もないのです。
売却しなければならない時期までに余裕が有る場合は、高額で家を売るチャンスです。少し高めに設定してゆっくりと買い手を探せばよいわけです。焦ることはありません。しばらく不動産を寝かせる感覚で買い手がつくのを待ちましょう。
■売却したい時期まで余裕が無い場合
・引っ越しまでに2ヶ月もないようなケース
この場合は、売るといったことを優先して考えなければなりません。強気の価格設定では、買い手が現れてくれる可能性も極めて少なくなってしまうのです。
余裕が無い場合には背に腹は変えられません。低めの価格設定にして買い手を探すほかないのです。
ただし、注意してほしいことがあります。完全に金額を引き下げすぎないでください。買い手は基本的に価格交渉をしたいと思っているので、交渉の余地のある価格設定にすべきなのです。
金額は少し引き下げつつも、完全には引き下げないような状況で売り出しましょう。
■最高希望価格と最低希望価格を決めよう
・時期によって売却価格を差し替えること
不動産を効率的に売るためには、最初に最高希望価格と最低希望価格を決めてしまうことです。
例えば、最高売却価格を3,500万円として、最低売却価格を3,000万円に設定するのです。
余裕がある時には3,500万円に設定して、余裕がなくなってきたら3,000万円ほどに設定します。事前に決めておくことで、価格の変更もスムーズにできるようになりますよ。
前述しましたが、最低希望価格に関しては多少高めにしておくことを忘れないで下さい。価格交渉でちょっと引き下げに応じれば契約を結んでくれる人も多いのです。価格交渉に応じられる程度の金額を設定してください。