まわし物件にされないことが売却のコツ
家を高く売るためには「まわし物件」を避ける、ということが極めて重要になります。実際に売れ残っている家は、まわし物件にされているケースが少なく有りません。
今回は、
・まわし物件とは何なのか
・まわし物件にされないためにはどうしたら良いのか
といった事を中心にお話します。
■まわし物件ってなんだ?
・比較材料にされてしまっている物件
不動産業者が購入希望者を物件にまで連れて来ているのです。しかし、契約になかなか進まない、といった状況が生まれてしまっています。
なぜそのようなことになっているのかというと、その物件が比較対象にされているのです。実際に不動産業者が売りたい物件は他にあり、そちらの物件と比較させるためだけに連れて来ています。
結果的に比較相手の物件を購入していくことになるので、売れ残ってしまいます。
まわし物件になってしまうのには、幾つかの理由があると考えられています。その理由を知ることで、まわし物件にされないで済むようになりますよ。
少しでも高く不動産を売るためには、まわし物件はなんとしてでも避けるべきです。まわし物件にされてしまうと、まず希望価格では売却できません。最終的には価格交渉でかなり金額を下げられた上に決定する、といった状況になってしまうのです。
■まわし物件にされないためのコツとは?
・売り出し価格のミスマッチが起こっていないか?
あまりに高い金額で売却活動を行ってしまうと、まわし物件にされてしまいます。価格の差は、購入者に与える影響が極めて高いのです。
不動産業者としても、高い物件と比較すれば、売りたい物件の売却活動を有利に進められます。
周りの物件をチェックして、自身の売却物件お価格が正しいのかをしっかりと確かめてください。おかしいと思ったら、価格をダウンさせて相場に近い状態にすべきです。たったそれだけでもまわし物件から解除されることもあります。
・物件の条件に問題あり
見た目やイメージが大きく関わっています。部屋が汚かったりすると、購入者も拒否反応を示してしまいます。
また、水回りが極端に汚れているのも大きな問題です。事前にしっかりと掃除をして、ある程度見られる状態にしましょう。
ちなみに、臭いが関係しているケースも有ります。自分では気づかないかも知れませんが、物件自体がきつい臭いをさせていることもあるのです。内覧前に、空気の入れ替えなどを実施してください。