専属専任媒介契約ってなに?
不動産仲介業者と契約を結ぶ時には幾つかの契約方法がある、ということを知っておかなければなりません。契約方法の種類によっては、思ったような売買活動を行ってもらえない、といったことも十分に考えられるからです。
こちらでは契約方法の一つである「専属専任媒介契約」についてお話します。実際にどのような特徴を持っているのでしょうか?利用すべき契約方法なのでしょうか?
不動産の売却を考えている方は要チェックです。
■専属専任媒介契約の特徴
・1社としか契約を結ぶことが出来ない
「専任専属」と入っているので、なんとなくでも予測できるのではありませんか?専属専任媒介契約とは、複数の業者に対して不動産の仲介をお願いすることは出来ません。基本的に1社のみに対して、売買契約を依頼できる、といった特徴を持っています。
さらに自分で不動産を購入する相手を見つけたとしても、不動産業者を通さなければ売買することは出来ません。「拘束力のある契約方法」といった理解をしておきましょう。
・どのようなメリットがある契約方法なのか?
専属専任媒介契約を結んだら、不動産業者は5営業日以内に、必ずレインズへ登録しなければなりません。さらに、1週間に1回以上の連絡を売り手に入れなければならないのです。
利用者としては、不動産の売買状況がどうなっているのか?ということを定期的に知ることが出来る、といった嬉しいメリットがあるわけです。
一方で、不動産業者側もメリットがないわけではありません。不動産が売却できた場合には、確実に収入に繋がって来ます。ですから、業者としても売買活動に力を入れてもリターンがある、といったことになります。
無駄足になることがないので、積極的に広告活動を実施してくれるのです。
■専属専任媒介契約のデメリットとは?
・ダメな不動産業者を選ぶと売れない!
専属専任媒介契約は、1社としか契約を出来ません。仮のその契約を結んだ業者が、ダメであったらどうなるでしょうか。いつまでも売れ残ってしまう、といった状況になりかねません。
専属専任媒介契約は大きな可能性も秘めています。一方で、大きなデメリットも背負っていることになるので注意して利用しなければなりません。前もって不動産業者の情報を集めておくべきです。