マンション売却査定額のカラクリ
マンションの売却を考えている、という方も多いのではありませんか?しかし、マンション売却にはトラブルが絶えない、といった実情があるのも事実です。そのトラブルですが、「査定額が低すぎる」といったケースがあります。さらに、「査定額で買い手がつかない」といったこともあるのです。
こちらでは、なぜマンション物件査定で大きな問題が発生してしまうのか?について詳しく解説します。問題のある査定が行われてしまうカラクリを知りましょう。
■そもそも査定額はおおよその目安の金額である
・不動産鑑定評価額は異なっている
不動産業者に査定をしてもらったからといって、その金額がその物件の正しい評価となっているわけではありません。おおよその金額を出しているに過ぎません。
そもそも、不動産業者での査定ですが、何かしらの資格を持っている人が査定しているのではありません。正確な金額とは言い切れないのです。これが査定額のトラブルが出てきてしまうカラクリとなっています。
しっかりした資格があり、一定の基準で査定をしているのであれば、基本的に不動産各社の査定額はいっしょになるはずです。一方で、複数の業者に査定依頼をした経験がある方は、査定額に大きな差が生まれる、といったことも知っているのではありませんか。実際に、不動産業者によって数百万円の査定額の差が生まれる、といったことも少なくありません。
■そもそも査定額は売れる金額ではない
・相場価格を示しているもの
査定額ですが、その不動産の大体の相場金額を指している、といった認識が正しいです。その地域の地価や、実際に売買した金額などのデータから算出しています。建物の評価についても他のデータなどを参考にして出しています。
高い査定額が示されたからといって、浮かれてはいけません。絶対に売れる金額ではないので、実際に査定額よりも低い金額で売買が成立するケースも多いのです。
では、マンション売却依頼の時に出された査定額をどのように捉えればよいのでしょうか?
あくまで「参考」程度にとどめておきましょう。そして不動産会社の話をよく聞くのです。どのような売却活動をしてくれるのか?といった事を聞いてみるのも必要ですよ。販売活動に力を入れているところであれば、高い金額でも不動産が売れるかもしれません。