家の任意売却の流れとは?
住宅ローンが支払えなくなってしまい、任意売却をする決断をしたとします。そんな時に注目して欲しいのが、任意売却はどのような流れで実施されるのか?というところです。
今回は、任意売却をする時の流れ、に注目してみました。住宅ローンを滞納してしまい、任意売却を検討している、という方は必見です。
■任意売却の流れの第一段階
・任意売却の検討を実施する
住宅ローンの支払いが厳しくなってきて滞納状態になり始めたら検討を開始しましょう。今後の返済が楽になることは考えにくい、といった場合には任意売却を検討し始める時期です。
ちなみに住宅ローンを滞納すると督促状がやってきます。督促状には、様々な情報が記されています。「返済方法の見直し」や「不動産が競売になる恐れあり」といったことも記されているはずです。
・任意売却の依頼先を決定する
任意売却に関しては専門業者もあります。任意売却に関するノウハウをしっかりと持っているので、そういった業者に依頼することも考えるべきかもしれません。
また、弁護士や司法書士に対して依頼する方法もあるのです。
・不動産を調査してもらい、査定してもらう
依頼するところが決まったら、いよいよ不動産の調査に入ります。そしてどのくらいの価格になりそうかを算出してもらいます。査定額は、不動産の市場価値を把握するのに役立つので非常に大切な情報です。
・売却依頼先が決まったら契約を行う
任意売却の場合は1社にしか依頼できないので、基本的に専任媒介契約を結ぶことになります。
良い査定額をだしてくれた所にお願いすることで、高く売却できる可能性が高まります。ただし、相場とかなり離れた値段だと購入してくれる方が出てこないかもしれないので気をつけましょう。
■任意売却の流れの第二段階
・債権者に対して報告する
次に任意売却をする旨を債権者に伝えることになります。債権者や連帯保証人に対して、売却依頼先から連絡が行くような設定となっています。
債権者や連帯保証人から売り出し価格の交渉が実施されることもあります。
・正式に売買活動が開始される
債権者と連帯保証人からOKがもらえたら、いよいよ販売活動が開始されます。買い手が現れたら交渉が実施されます。
交渉に関しては基本的に債権者と行うことになります。
・売買契約の締結
金額で折り合ったら、契約を結ぶことになります。そして決済が実施され、不動産の引き渡しが行われ終了です。
決済の時には債権者や連帯保証人も出席します。
・返済について
全額返済ができた場合には、今後返済する必要がありません。一方で、残ってしまった場合には、今後もしばらくは返済が続くことになります。