不動産一括査定サービスのデメリット
今や、不動産を売却する時には、不動産一括査定サイトを利用するのは当たり前、と言っても過言ではありません。しかし、どんなに素晴らしいサービスであったとしてもデメリットがあります。
今回は不動産一括査定サービスの負の部分にスポットライトを当てます。実際にどのようなデメリットがあるのでしょうか?
不動産一括査定サービスを利用するのであれば、事前にデメリット、という部分も確認しておく必要があります。
■一括査定で出た金額はあくまで目安である
・必ずしも査定額で売れるわけではない
一括査定で高額だったので期待していたら、実際に不動産が売れた金額はもっと安かった、といったケースが頻発しています。そもそも、一括査定サービスで出た金額は事前審査のようなものです。本審査ではないので、その金額での売却が保証されるわけではありません。
仮に、一括査定で示された金額が売り出し価格になったとしても、不動産を実際に売却する時には、購入希望者との交渉があります。購入希望者からすれば、やはり少しでも安く購入をしたいわけですよね。安い希望金額を掲示してくるので、最終的には少し値段を下げて売ることになるわけです。
現実はそんなに甘いものではない、といった事を理解したうえで不動産一括査定サービスを利用しましょう。
■気になっていた不動産業者にお願い出来ないケースもある
・提携していないケースあり
不動産一括査定サービスですが、数社としか提携していないところもあります。一方で、400社というところもあれば1,000社、さらには1,600社というところもあるのです。
サービスによって提携している不動産業者の数が全く異なるということは、各サービスによって提携している業者に違いがある、ということでもあります。
あなたが利用したいと思っていた業者と提携しているサービスもあれば、提携していないサービスもあるかもしれません。必ずしも意中の業者の査定が受けられるわけではない、ということは覚えておく必要があるでしょう。
■入ってくる情報が多くなりすぎてしまう
・頭が混乱してしまう可能性あり
一括査定をしてもらうと、いきなり数社の不動産査定情報が入って来ます。多くの情報にさらされてしまうので、どこが良いのか?ということで混乱してしまい、場合によっては思考停止状態になってしまうかもしれません。
頭が混乱しそうだと思ったら、3社くらいに絞ってみるのもおすすめです。3社でもある程度の価格比較は出来るものですよ。