売却理由は漏らすな!ダンマリのすすめ
今回は家を少しでも高く売るためのコツについてお話します。ちょっとした対処法なので、誰でも活用できるものです。家の売却活動を実施している方や、これから家を売ろうと思っている方は必見です。
■売却理由を言わないこと
・売却理由を言ってしまうと足元を見られる可能性あり
実際に家を売るということは、何かしらの理由があると思います。中には、切迫した理由がある、という方もいるのではありませんか?
しかし、売却理由に関しては、売却交渉に大きな影響を与えてくるのです。理由を述べてしまったがために、100万円や200万円の値引きに応じなければならなくなってしまった、というケースが多く報告されています。
・どんな売却理由が良くないのか?
「転勤が決まっておりすぐに売りたい」
「すでに引越し先に家が決まっており、その受託の購入のためにもすぐにでも売りたい」
問題となってくるのが、「少しでも早く売りたい」という理由がある場合です。要は売り急いでいることを知られてはなりません。もしも買い手に伝わってしまえば、安く交渉できるのではないか?と思われてしまいます。足元を見られることになるので、価格交渉では不利な立場に立たされてしまうのです。
例えば、売却したい日まで残り1ヶ月しかない、といった事を告げてしまうと期間もないので焦っていると捉えられてしまいます。売却するには、いつまでに売らなければならない、といったことも告げないようにしましょう。余裕たっぷりに見せることが、高く家を得る秘訣でもあるのです。
■住宅の売却理由にはどんなものが良いのか?
「住まいのニーズが変化したから」
詳しい内容まで語る必要はありません。単に今の住まいよりも良い住まいに住みたい、といった感じでニーズが変化した、ということを告げればよいのです。何も親切に理由をべらべらと語ってしまうことはありません。
「特に焦っていないので、ゆっくりと買い手を探そうと思っていまして」
上記のようなことを言うのも効果的です。あなた以外にも買い手を探す気がある、といった事をちらつかせることで、価格交渉の余地をなくしていくわけです。
もちろん、本来は少しでの早く売りたい、といった気持ちはあるかもしれません。しかし、その気持ちが全面に出過ぎてしまい、数百万円の値引きをされてしまうことになれば、一生の後悔になるかもしれませんよ。