業界団体に加入している不動産業者に注目
不動産業者を選ぶときにあまり意識しないのが、業界団体への加入です。業界団体の加入をしていれば、一定の安心感、といったものが得られます。そもそも宅建業者が加入する業界団体は4つあります。
しかし、その4つのいずれかの加入しなければならない、といった決まりはありません。任意となっているので、調べてみると、業界団体に加入していない不動産業者も僅かながらにあります。
こちらでは実際にどの程度の不動産業者が業界団体に加入をしているのか?さらにどのような業界団体があるのか?といった事を中心にお話します。
■不動産業者の業界団体の加入率とは?
・殆どの業者が加入してるのは事実
不動産業者の殆どが業界団体に加入しています。しかし、わずかながらに加入していないところもあるので注意しなければなりません。やはり加入をしているのか、それともしていないのか、ということはチェックしておくべきなのです。
そもそも、業界団体に加入をしていないと大きなハンデを背負うことになります。実は、レインズ(指定流通機構)の利用が出来なくなってしまいます。不動産情報などを獲得できなくなってしまうので、圧倒的に不利になってしまいます。だからこそ、多くの不動産業者は業界団体に加入しています。
・業界団体に加入していない業者の特徴
意外だと思いますが、実は大手の宅建業者が加入していないケースが比較的多く見受けられます。大手の業者は独自のネットワークを持っているので、レインズを利用しなくても良い、といった考え方があります。
しかし、レインズがないと売買に問題が出てくる可能性もあるので、大手であったとしてもしっかりと加入しているところを利用しましょう。
■業界団体にはどのようなものがあるのか?
・不動産流通経営協会
・全日本不動産協会
・全国住宅産業協会
・全国宅地建物取引業協会連合会(都道府県の宅地建物取引業協会)
上記の4つがあります。
4つの中で最も多くの業者が加入しているのが全国宅地建物取引業協会連合会です。不動産業者(宅建業者)の約80%が加入しているとされているほどです。
他の協会に所属していたとしても、特に大きな違いはありません。問題は、レインズの利用ができるのか?出来ないのか?というところなのです。